2024.11.2602:24
ありがとうとしか、言えない
現在、深夜2時。夜行バスの車内でこの文章を、書いている。
正直今日まで不安でしかなかった。自分がそもそも、季節の変わり目に喉を痛めやすい人間だということを失念していた。いくらでも出来たはずの対策を怠っていた。結果、声が全く出ないほど拗らせてしまった。初めてライブをキャンセルすることになってしまった。ライブハウスの皆さんに迷惑をかけてしまった。見に来てくれる約束をしてくれた皆さんを裏切ってしまった。罪悪感と無力感の中、ただ時間を溶かす1週間だった。
ようやく声も出るようになったが、まだ元通り歌えるまでにはなっていない。声量も音域も全く足りない。このままステージに上がる方が迷惑なのでは?とすら思った。
それでも、私は歌う道を選んだ。立ち止まっているほうがどうしても、しんどかったのかもしれない。ただ歌いたいという衝動にまかせていたのかもしれない。
今では、歌って良かったと心から思えている。昨日私の歌を聴いていくれた人たちの言葉が、瞳が、そう思わせてくれている。どれだけ私を勇気づけてくれたか、どれだけ私を前向きにさせてくれたか、わからない。
本当に、ありがとうございました。そんな言葉じゃ足りないかもしれないけど、ありがとうとしか、言えない。
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2024年11月25日、福岡四次元での夜は、タケダの心にしっかりと刻まれました。
改めて、ご迷惑ご心配をおかけしてしまった皆様、本当に申し訳ありませんでした。当面は、キーを落としたり喉に負担のかかりにくい選曲をしたりするなどして、活動していきます。本調子で歌えるのはもっと先になりそうです。それでも、今できる最大値で、皆さんに楽しんでいただける歌を届けられるよう、頑張ります。